@article{oai:shotoku.repo.nii.ac.jp:00000639, author = {新田, 米子 and Nitta, Yoneko}, journal = {聖徳学園女子短期大学紀要, Bulletin of the Shotoku Gakuen Women's Junior College}, month = {Mar}, note = {本研究は,都市部の一般勤労者世帯が育児期・教育期に過ごす割合が高い集合住宅の居住性について検討を試み,この時期の世帯層の住要求を明らかにしようとしたものである。名古屋市内に建設されたれた,住宅・都市整備公団による2つの団地における事例調査の結果次のような点が明らかとなった。1)住宅の住み心地では,「収納スペース」「部屋数」「住宅の広さ」「間取り」「台所設備」「浴室・便所の設備」等について不満を訴える割合が高くなっている。しかし,住宅の総合評価という点では,立地や子どもの遊び環境の良さか反映されてか満足感が高くなっている。2)各室の使われ方をみると,多くの生活行為が南面する居室で行われる傾向が強い。北側居室は夏季以外は居住性が悪くなりがちなため,これらを有効に使用するには断熱性能をさらに高める必要があろう。3)幼児の居る世帯では,母親の炊事やアイロンがけなどの家事作業時に子どもが事故やケガなどに合うのではと心配している母親が多い。対象住宅でも他の集合住宅においてもこれらに対する空間上の配慮が現代のところほとんどみられず,今後は台所を中心とした"家事コーナー"の計画において,幼児への安全性の配慮がなされることが望まれる。4)生活騒音については,日頃から隣接する住宅との人間関係をうまくすることにより大きなトラブルにならないよう努力している傾向がうかがえる。しかし居住者の中には,それがうまくいかず悩みが深刻化している例も若干みられた。音の問題に対して,床材の改良等建築計画上の課題は大きいといえる。5)子どもの家事手伝いのなかで,台所仕事の手伝いは低学年を中心に比較的よくなされている。母親が子どもと一緒に作業をする時に,現在の台所では広さ,設備の点で問題がみられる。DK型は,K独立型やLDK型に比べ複数作業するには向いていて,小学生位の子どものいる世帯にはよりふさわしいタイプといえよう。しかし,これらL,D,Kの構成は家族のライフスタイルとも関わりが深いと考えられるので,ライフステージとライフサイクルの双方からの検討が今後の研究課題として残されているといえる。なお,本研究は本学の平成2年度研究助成を受けて行ったものであることを記し,感謝の意を表します。, This paper reports the actual living condition among the young families with children in apartment houses. The survey with questionnaire was carried out from the end of November to the early December, 1990 at two housing projects in Nagoya. The major findings are as follows. 1) About 50 percents mothers feel dissatisfied about dwelling units area, numbere of rooms, bathroom and kitchen equipments. Aloso about 60 percents of them feel dissatisfied about capacity of storages. 2) Many mothers with children (aged from O to 3)) are worried about their chirdren happen to meet an accident when they are cooking or ironing. 3) The dining with kitchen style is better than the separate type when they cook with their children.}, pages = {91--101}, title = {集合住宅における幼児・児童のいる世帯向け住戸計画について : 神宮東パークハイツ(住宅・都市整備公団)における事例研究}, volume = {18}, year = {1992}, yomi = {ニッタ, ヨネコ} }